慢性腎不全
慢性腎不全
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腎不全には、急性腎不全と慢性腎不全があり、
腎不全とはなんらかの原因で、腎臓の機能が低下した状態を言います。
急性腎不全では、原因を取り除けば、回復しますが、
慢性腎不全は急性腎不全と異なり、非可逆的に進行します。
小児の慢性腎不全においては、
先天性・遺伝性疾患が半数以上(約55%)。
先天性・遺伝性疾患としては、
腎低形成・異形成が最も多くなっています。
腎低形成、異形成では、腎臓が十分に機能せず、
成長とともに障害が出てきます。
腎臓というと、体の中の老廃物を排泄させる、という
イメージが強いのですが、そのほかにも、
いろいろな機能をつかさどっています。
腎臓機能が低下すると、どのようなことが
起こってくるのか、というと、
まず、腎の老廃物除去の点では、腎機能が低下することにより、
体に老廃物が蓄積し、体がだるくなったり、
頭痛がする、むくみが生じる、食欲がなくなる、
という症状が現れます。
腎はカルシウムの代謝に関係するホルモンのひとつである
ビタミンDの活性化を行っています。
そのため、骨の形成とも関係しているのです。
骨組織の形成と維持がうまくいかず、
骨がもろくなったり、
成長ホルモンの低下から、
子どもの背が伸びないという成長の障害が
生じることもあります。
最近では、慢性腎不全の低身長を改善するため、
比較的多量の遺伝子組み換え型ヒト成長ホルモン注射を
行うようになってきています。
慢性腎不全になると維持療法である透析が行われます。
透析には血液透析と腹膜透析の2種類ありますが、
小児では普通は腹膜透析を行われています。
血液透析は、血管に刺した針を通じて血液を
用の機械に通すことで毒素を抜き、きれいにした血液を戻す方法で、
腹膜透析は、自分の腹膜を使って、治療用の水を出し入れすることで
毒素を抜き取る方法です。
腹膜透析の方が、
拘束時間が短く、通院も少ない、食事制限が比較的緩い、
心臓への負担が少ないなどのメリットの点から、
小児には腹膜透析が多く採用されています。
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